高齢者叙勲は、春秋叙勲で叙勲をされていない功労者で88歳になった方を対象とし、春秋叙勲とは別に叙勲するものです。
国家又は公共に対し功労を有しながら、相当の年齢になっても未だ叙勲されない方が数多くいることを考慮して、春秋叙勲とは別に叙勲しようとするもので、昭和48年(1973年)6月以降毎月1回発令されています。 頂ける賞状や勲章そのものは、他の叙勲と全く変わりございません。
別名、米寿叙勲と言われ、米寿の祝いが行われる年に、叙勲されることは、受章者にとって格別の慶びとなることでしょう。
受章者は誕生月の翌月1日に新聞発表されます(地域により掲載がない場合もあります)。
高齢者叙勲のもうひとつの特徴としては、春秋叙勲と異なり御参内が免除されることが挙げられます。勲記・勲章の伝達(お渡し)は関係省庁や自治体から行われます。お手元に勲章・賞状が届くまでに新聞発表から1〜3か月ほど掛かる場合もございます。
叙位叙勲(死亡叙勲)について
叙位叙勲は国家または公共に対し功労のあった方が死亡した場合に与えられる日本独自の制度です。(他の諸国にはほとんどみられません)
亡くなられた方の生前最後の日が、発令日となり生前に勲章を授与する事としており、死亡日から概ね30日以内に閣議決定・上奏・天皇陛下裁可の手続きを経ての受章となります。
裁可のあった日に新聞発表(その後官報に)になります。
ご遺族様に勲章・位階等が届くには、少し日数を要します。
不明な事は、お伺いしました担当にご相談ください。